第7回わい和いNARA在宅サポート研究会 研究発表会を開催いたしました。

第7回わい和いNARA在宅サポート研究会 研究発表会を開催いたしました

 令和7年6月7日(土)に、畝傍山キャンパス講義棟にて、第7回わい和いNARA在宅サポート研究会 研究発表会を開催いたしました。
 「わい和いNARA在宅サポート研究会」は、人々が寄り添い支え合いながら、その人らしい暮らしをつむぐ和づくりについて皆さまと共に“わいわい”と話し合い、創造することを通して、癒しのある心地よい奈良のまちづくりを目指して活動しています。毎年6月に開催する研究発表会では、奈良の様々な場所で日々活躍されている医療福祉専門職の皆さまをはじめ、行政職や教育職の方々、一般企業にお勤めの方、学生さんや近隣住民の皆さま等が集まり、交流が広がる機会ともなっております。

メイン会場の様子  (大会長講演) 
小竹久実子 会長
(奈良県立医科大学在宅看護学 教授)
池之畑直子 大会長
 (奈良県看護協会立橿原訪問看護ステーション、橿原訪問看護ステーションやわらぎの郷 所長)
シンポジスト:宮崎響 様、宮崎昌明 様 
(県内在住の中学生と保護者)

 今年は、奈良県立医科大学 80周年記念および新キャンパスオープン記念事業実行委員会の協賛のもと、「災害時に備える、つながる -在宅療養者の支援-」をテーマに開催いたしました。登壇者の皆さまからは、平時からの訪問看護ステーション同士や介護支援専門連絡会等とのつながりが災害時の十分な支援に重要であることや、“つながりづくり”における現状での課題、医療的ケア児や保護者自身の立場から“いざという時に、すべての住民にとって安心できる災害対策”として学校や自治体に求める率直なご意見、能登地半島沖地震やその後の豪雨災害における支援のご経験からを交えた支援チーム結成や地域住民のよりどころとなる場づくりの実際等、様々なお話や問題提起をいただき、参加者それぞれが普段からの取り組みや自分にできることを具体的に考える機会となりました。また、医療資材の展示に加え、今年は天川村物産展やキッチンカーでのお食事提供のご協力をいただき、奈良の魅力をあらためて知る機会にもなったと存じます。
 当日は100名近い皆さまにご参加いただき、盛会となりましたことに感謝申し上げます。

奈良の味を楽しみながら、参加者同士の交流を深める
新キャンパスの大階段で記念撮影